小羊の悲鳴は止まない

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2017年劇場鑑賞邦画ベスト10


目次




初めに

こんにちは、レクと申します。
恐らく、今年最後の更新となりますので、まずは挨拶から。

年の瀬も押し詰まってまいりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
本年から何となく始めたブログですが、皆様方のお力添えにより継続できましたことを、厚く御礼を申し上げます。

来年も誠心誠意頑張る所存ですので、ご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


では早速、今年劇場鑑賞した作品の中から邦画に絞ったベスト10を紹介していきます。
ランク付けは苦手なのですが、挙げさせていただいた作品はほとんど遜色ないものばかりです。



次点

まずは残念ながらベスト10に入らなかったけど、これも外せないと思う作品を紹介させていただきます。

次点「愚行録」

(C)2017「愚行録」製作委員会

感想

思わず原作小説を買ってしまうほど、後味が悪いのに魅了される内容です。



10位〜4位

では本題に入っていきます。
まずは10位から4位まで。


10位「劇場版名探偵コナン から紅の恋歌

(C)2017 青山剛昌名探偵コナン製作委員会

解説

青山剛昌の人気コミックをアニメ化した「名探偵コナン」の劇場版21作目。「百人一首」をキーワードに、大阪および京都を舞台とした物語が展開し、「西の高校生探偵」こと服部平次も登場。江戸川コナン(工藤新一)とあわせて東西の高校生探偵がそろい踏みする。ある日、大阪の日売テレビで爆破事件が発生。局内では日本の百人一首界をけん引する「皐月会」が開催する皐月杯の会見収録が行われており、現場はパニックに。そこに居合わせ、崩壊するビルの中に取り残された西の名探偵・服部平次は、駆けつけたコナンに間一髪で救われる。テロのようでありながら、犯行声明もない爆破事件に違和感を抱くコナンと平次だったが、そんな騒動の中、コナンは平次の婚約者だという女性と出会う。
名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



9位「22年目の告白 私が殺人犯です

(C)2017 映画「22年目の告白 私が殺人犯です」製作委員会

解説

藤原竜也伊藤英明がダブル主演し、2012年の韓国映画「殺人の告白」を原作に描くクライムサスペンス。「ジョーカー・ゲーム」「SR サイタマノラッパー」の入江悠監督がメガホンをとり、22年前の連続殺人事件の犯人を名乗る男の「告白」が新たな事件を引き起こす様子を描き出す。1995年、同一犯による5件の連続殺人事件が日本中を震撼させた。犯人はいずれも被害者と親しい者に殺人の瞬間を見せつけており、殺害方法は背後からの絞殺、そして目撃者は殺さずに犯行の様子をメディアに証言させるという独自のルールに則って犯行を重ねていく。捜査を担当する刑事・牧村は犯人を逮捕寸前にまで追い詰めるが、犯人の罠にはまって上司を殺され、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして事件から22年後、犯人を名乗る男・曾根崎が執筆した殺人手記「私が殺人犯です」が出版される。曾根崎は出版記念会見にも姿を現し、マスコミ報道やSNSを通して一躍時の人となるが……。告白本を出版する美しき殺人犯・曾根崎役を藤原が、事件発生時から曾根崎を追い続ける刑事・牧村役を伊藤がそれぞれ演じる。
22年目の告白 私が殺人犯です : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



8位「君の膵臓をたべたい」

(C)2017「君の膵臓をたべたい」製作委員会

解説

タイトルとストーリーのギャップで話題を集めた住野よるの同名ベストセラー小説を実写映画化した青春ドラマ。高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた。大人になった“僕”役を小栗旬、恭子役を北川景子がそれぞれ演じる。「黒崎くんの言いなりになんてならない」などの新鋭・月川翔監督がメガホンをとり、「ホットロード」「アオハライド」など青春映画に定評のある吉田智子が脚本を担当。
君の膵臓をたべたい(2017) : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



7位「夜明け告げるルーのうた

(C)2017ルー製作委員会

解説

マインド・ゲーム」「四畳半神話大系」「ピンポン THE ANIMATION」など個性的な作品で知られ、「夜は短し恋せよ乙女」も手がけた湯浅政明監督の完全オリジナルによる劇場用長編アニメで、人間の少年と人魚の少女の出会いと別れを丁寧かつ繊細な描写でつづった。フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に出品され、日本映画としては「平成狸合戦ぽんぽこ」以来22年ぶりとなる最高賞のクリスタル賞を受賞した。寂れた漁港・日無町で、父親や祖父と3人で暮らす男子中学生カイ。両親の離婚が原因で東京からこの町へ引っ越してきた彼は、両親に対し複雑な思いを抱えながらも口に出すことができず、鬱屈した日々を送っていた。そんなある日、クラスメイトの国男と遊歩に誘われて人魚島を訪れたカイは、人魚の少女ルーと出会う。カイは天真爛漫なルーと一緒に過ごすうちに、少しずつ自分の気持を言えるようになっていく。しかし日無町では、古来より人魚は災いをもたらす存在とされており……。人魚の少女ルーの声を人気子役の谷花音、主人公カイの声を「くちびるに歌を」の下田翔大がそれぞれ担当。
夜明け告げるルーのうた : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



6位「三度目の殺人

(C)2017フジテレビジョン アミューズ ギャガ

解説

そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治が再タッグを組み、是枝監督のオリジナル脚本で描いた法廷心理ドラマ。勝つことにこだわる弁護士・重盛は、殺人の前科がある男・三隅の弁護を仕方なく担当することに。解雇された工場の社長を殺害して死体に火をつけた容疑で起訴されている三隅は犯行を自供しており、このままだと死刑は免れない。しかし三隅の動機はいまいち釈然とせず、重盛は面会を重ねるたびに、本当に彼が殺したのか確信が持てなくなっていく。是枝監督作には初参加となる役所広司が殺人犯・三隅役で福山と初共演を果たし、「海街diary」の広瀬すずが物語の鍵を握る被害者の娘役を演じる。
三度目の殺人 : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



5位「彼女がその名を知らない鳥たち

(C)2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会

解説

沼田まほかるの人気ミステリー小説を蒼井優阿部サダヲ主演、「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石和彌監督で映画化。下品で貧相、金も地位もない15歳上の男・陣治と暮らす十和子は、8年前に別れた黒崎のことを忘れられずにいた。陣治に激しい嫌悪の念を抱きながらも、陣治の稼ぎのみで働きもせずに毎日を送っていた十和子は、黒崎に似た面影を持つ妻子ある水島と関係を持つ。ある日、十和子は家に訪ねてきた刑事から、黒崎が行方不明であることを告げられる。「十和子が幸せならそれでいい」と、日に何度も十和子に電話をかけ、さらには彼女を尾行するなど、異様なまでの執着を見せる陣治。黒崎の失踪に陣治が関係しているのではないかとの疑いを持った十和子は、その危険が水島にまでおよぶのではとないかと戦慄する。
彼女がその名を知らない鳥たち : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



4位「RE:BORN リボーン」

(C)「リボーン」製作実行委員会

解説

「HiGH&LOW THE RED RAIN」のアクション監督,も務めたTAK∴こと坂口拓が最強の元傭兵役で主演した格闘アクション。かつて最強の傭兵部隊に所属しながら、特殊訓練の最中に自らの手で部隊を壊滅させてしまった敏郎。現在は石川県加賀市のコンビニで働きながら、少女サチとひっそり暮らしていた。そんなある日、町で不可解な殺人事件が起きる。それは、敏郎が壊滅させた部隊の指揮官ファントムが発した、敏郎への警告だった。共演には斎藤工、元「AKB48」の篠田麻里子ら豪華キャストが集結。「GANTZ」「図書館戦争」シリーズのアクション監督・下村勇二がメガホンをとり、米軍特殊部隊の格闘技教官も務める稲川義貴氏が戦術戦技スーパーバイザーとして参加した。
RE:BORN リボーン : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想



ベスト3

ここからは邦画ベスト3です。


3位「ユリゴコロ

(C)沼田まほかる双葉社 (C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

解説

沼田まほかるの同名ミステリー小説を、「僕等がいた」の吉高由里子主演で実写映画化。「君に届け」「近キョリ恋愛」の熊澤尚人監督がメガホンをとり、「人間の死」を心の拠り所にして生きる悲しき殺人者の宿命と葛藤を、過去と現在を交錯させながら描く。亮介は余命わずかな父の書斎で1冊のノートを見つける。「ユリゴコロ」と書かれたそのノートには、ある殺人者の記憶が綴られていた。その内容が事実か創作か、そして自分の家族とどんな関係があるのか、亮介は様々な疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹きつけられていく。謎に包まれた殺人者・美紗子役を吉高、彼女と運命的な出会いをする洋介役を松山ケンイチ、ノートを発見しその秘密に迫る亮介役を松坂桃李がそれぞれ演じる。
ユリゴコロ : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想
沼田まほかる氏の小説は読んだことはありませんが、本作「ユリゴコロ」と5位「彼女がその名を知らない鳥たち」を鑑賞して以来、その魅力に心を奪われました。
普遍的である愛という存在を多角的な観点から見れる方だなあというのが率直な印象です。



2位「散歩する侵略者

(C)2017「散歩する侵略者」製作委員会

解説

カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞を受賞した「岸辺の旅」の黒沢清監督が長澤まさみ松田龍平長谷川博己ら豪華キャストを迎え、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化。数日にわたって行方がわからなくなっていた夫・真治が、まるで別人のように優しくなって帰ってきたことに戸惑う妻・鳴海。それ以来、真治は毎日どこかへ散歩に出かけるようになる。同じ頃、町で一家惨殺事件が発生し、不可解な現象が続発。取材を進めるジャーナリストの桜井は、ある事実に気づく。不穏な空気が町中を覆う中、鳴海は真治から「地球を侵略しに来た」という衝撃的な告白を受ける。長澤と松田が主人公の夫婦役で初共演し、長谷川がジャーナリスト役を演じる。
散歩する侵略者 : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想
映画「CURE キュア」を彷彿とさせる黒沢清監督の腕を見せつけられましたね。
シリアスに留まらずクスッと笑えたり、ホラーテイストであったり様々な貌を見せて楽しませてくれる。
『概念』の概念を考えさせられる内容は人が見つめ直す部分なのかもしれません。



1位「彼らが本気で編むときは、」

(C)2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会

解説

かもめ食堂」の荻上直子監督が5年ぶりにメガホンをとり、トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオが織り成す奇妙な共同生活を描いた人間ドラマ。生田斗真トランスジェンダーという難しい役どころに挑み、桐谷健太がその恋人役を演じる。11歳の女の子トモは、母親のヒロミと2人暮らし。ところがある日、ヒロミが育児放棄して家を出てしまう。ひとりぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると、マキオは美しい恋人リンコと暮らしていた。元男性であるリンコは、老人ホームで介護士として働いている。母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに、戸惑いを隠しきれないトモだったが……。
彼らが本気で編むときは、 : 作品情報 - 映画.comより引用

予告編

感想
正直な話、いつもの自分なら劇場鑑賞スルー作品でした。
Twitterのフォロワーさんオススメや感想を拝見して興味本位で観たんですが、まさかの邦画1位…(笑)
自分の枠を超える作品と出会うには、他者の介入も必要であると改めて実感しましたね。
その節はありがとうございました(笑)

トランスジェンダーの主人公を中心に家族愛をテーマとして描かれるのですが、愛のカタチというものを深く考えさせられる。
愛というものはカタチがあるものではない。
時間をかけて愛を注いで紡ぎあげていく編み物のように、時間をかけてそれぞれのカタチを作り上げていくものなのだろう。
優しく包み込んでくれる心暖まる素晴らしい作品でした。



終わりに

もし、ご覧になられていない作品が御座いましたら是非。

ちなみに、今年劇場鑑賞作のベストはこちらになります。

今年は幾らか劇場鑑賞を逃して悔しい思いをした作品はあれど、本当に素晴らしい作品ばかりでした。



さてさて、何故邦画に絞って挙げさせていただいたかと言うとですね、単純に洋画は皆さんが挙げられているので、という理由もありますが…。

特に今年は、邦画に関して従来よりも一つ抜きん出たというか、クオリティの高い良作が多く作られていて本当に豊作の年だったと思うわけです。
普段は洋画しか鑑賞されないって方も少なくはないと思います。
そんな中、邦画も素晴らしい作品がたくさんあるんだぞと伝えたい。
そんな思いも込めて書かせていただきました。


来年も自分にとって素晴らしいと思える作品に出会えることを願ってます。
そして、皆さんにとっての傑作を見つけられることを願っています。



最後までお読みくださった方、ありがとうございました。
改めまして、今年最後のご挨拶として。

時節柄、何かとご多忙のことと存じますが、皆様くれぐれもご自愛ください。
良いお年を!