観る映画はどうやって選びますか?
目次
初めに
こんにちは、レクと申します。
今回は映画の感想や考察ではなく、雑談になります。
興味のある方は最後までお付き合いくだされば幸いです。
人生は選択の連続である
人生で追い切れないほどある映画。
そんな数多の映画作品の中からあなたはどうやって観る映画を選びますか?
※ここから先はいち提案であり、批判云々の類ではないことをご理解ください。
例えば、映画を1本だけ借りようかな?と思い立って、ふらっとレンタルショップへ赴いたとします。
あなたはどうやって無数に陳列された映画の中から1本に絞りますか?
- 新作コーナーから
- パッケージとあらすじから
- 好きなジャンルから
- 好きな監督作から
- 好きな俳優が出演してるから
どれもいいと思います。
しかし、これでは自分の殻を破ることは出来ません(笑)
なぜならこれらは必然的に自分の好みに偏ってしまうからです。
別にそれが悪いと言っているわけではないんです。
当然、自分の好みに偏るわけですからそれなりに好きな作品に出会える確率も高いでしょう。
しかし自分はそれでは「あー面白かった」で終わっちゃう作品が多いような気がするんです。
何というか、自分の枠に収めちゃう感じ。
ちなみに、自分の好みの映画はジャンル問わず心理描写がしっかりと描かれているもの。
自分は派手な演出よりも登場人物の心理描写がしっかりと描かれた作品が好みなんです。
その作品から自分が感じるもの、心に刺さる何かがどれだけあるか、によってその好みの度合いが決まります。
どうせ観るなら観た後に
「感動して泣きまくった」
「興奮して眠れない」
「どういう意味なのか考えて気がつけば朝になっていた」
「もうこの映画のことが頭から離れない」
「もう一度観たい」
抑えきれんばかりの感情を味わいたくないですか?
ちょっと大袈裟に言いましたが(笑)
少なくとも自分は、自分にとって掛け替えのない作品になるような1本に出逢いたいです。
上記を纏めて"満足感"としますが、その満足感を得るためには自分の枠を超えた作品と出会うことも必要なのではないか?
と思うわけです。
では、どうすればいいのか?
答えは至極単純なことです。
第三者がオススメする映画に触れてみること。
趣味の合う合わないは別として、他人がオススメされている映画を観ることで、自分の枠にとらわれない作品と出会う確率は格段に上がります。
とは言っても、他人がオススメされる映画の中には自分に合わない作品もあるでしょう。
つまらない映画をオススメしやがって!なんて考え方はしないでください(笑)
この作品をオススメされている方はこういう所が好きなんだーなど、いつもと違った視点から映画を観ることが出来るというメリットもあります。
わたくしの体験談で語るとするなら
昨年公開の映画「彼らが本気で編むときは、」
こちらでも記述させていただいてますが、昨年度劇場鑑賞作品、邦画ベスト1です。
この作品は公開当初、自分の選択として劇場鑑賞スルー作品だったんですよね。
レンタル配信されたら観てみようくらいの考えでした。
Twitterのフォロワーさん方のオススメや感想を観て、何気なしに「観てみようかな?」程度に思って観た作品が自分の心を鷲掴みにしたわけです。
これは周りの評価に流されることとは異なります。
あくまでも周りの評価は参考程度に留め、第三者の好きな映画を自分目線で観ることが大切だと思います。
声を大にして言いたい。
自分は他人の評価に流されて評価することが大嫌いです。
ということで
最近、Twitterで「1日1本オススメ映画」タグを再開しました。
そちらで紹介した10本の作品をこちらでも載せておこうかと思います。
未鑑賞の作品があれば、おひとりでも多く自分の好きな作品に触れていただけると嬉しいです。
心に響くものがなければすみません。
オススメ映画10
1.「ボルベール<帰郷>」
「ボルベール〈帰郷〉」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月19日
スペインらしく原色を基調とした刺激的で色彩豊かな映像の中で魅せる複雑且つ独特な人間模様が秀逸。
猥らさと厭味を含んだサスペンスフルなストーリーの中で心暖まる母娘の愛情や絆、女性讃美を描き出す。
忘れたい過去との対峙、人生における帰郷とは。
#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/r2tR5AgZPN
2.「21グラム」
「21グラム」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月20日
面識のない男女が1つの心臓を巡り交錯される人間ドラマ。
大半がハンディカメラで撮影され、イニャリトゥ監督の世界観、臨場感は物語に迫力を与えている。
人は生きることで何を得て、死を迎えることで何を失うのだろうか?
人間の魂と21グラムの重さとは?#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/RvlH47UBG8
3.「ツナグ」
「ツナグ」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月20日
オムニバス形式で生者と死者をツナグ物語。
人はいつ死ぬかわからない。
失って初めて大切なものに気付く。
生きているうちに、生きているからこそ話せること、伝えたいこと、出来ることに目を向けるべきではないか。
色即是空の真理を説く素晴らしい作品です。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/WGdgyIN1Xk
4.「エターナル・サンシャイン」
「エターナル・サンシャイン」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月22日
終わってしまった恋の記憶を捨てた女性と捨てられなかった男性を描く切ない恋愛SFドラマ。
過ぎ去った日々の中に埋もれる永遠に輝く二人の想い出を紡ぎ辿っていく。
消したい過去の出来事ほど、その人にとってのとても重要なものなのかもしれない。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/0TfUgm7yHN
5.「マウス・オブ・マッドネス」
「マウス・オブ・マッドネス」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月23日
読む者を狂わせるというホラー小説を媒体に虚構と現実が入り乱れ、徐々に侵蝕していく混沌と恐怖を描いたホラー。
ラヴクラフトのクトゥルフ神話をモチーフとしたホラー界の帝王ジョン・カーペンター監督による"黙示録三部作"のひとつにして傑作。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/a8hjjuCxkS
6.「新 感染 ファイナル・エクスプレス」
「新 感染 ファイナル・エクスプレス」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月24日
原題『釜山行き』はKTXの終点である最も代表的な終着駅の釜山駅を、ゾンビを題材に人生が終末へと向かってゆくストーリーと比喩したもの。
ホラー映画というよりもゾンビを媒体に登場人物たちの心理変化に重きが置かれた人間ドラマ仕立て。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/2yjaUFX5ps
7.「A.I.」
「A.I.」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月25日
故キューブリックの原案をスピルバーグが映画化したSF映画。
"愛する"という偽りの感情をインプットされた人工知能ロボットが母親に真実の愛を求める切ない物語は人間のエゴや非情さ、残酷さをより一層際立たせる。
一方で"愛する"ということの怖さをも映し出す皮肉作。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/vsIoCPsMyJ
8.「フェノミナン」
「フェノミナン」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月26日
キャッチコピー『人生には、説明できない不思議がある。』
SFファンタジーから人間ドラマへと変化していく物語にも心暖まる不思議な魅力がある。
人生において必要なものは特別な能力よりも、自分にとって大切な人と大切な時間を過ごすことではないだろうか。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/AYlbJTr0ac
9.「最高の人生の見つけ方」
「最高の人生の見つけ方」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月27日
余命6ヶ月を宣告された対照的な二人が死ぬ前にやっておきたい"棺桶リスト"を元に人生最後の旅を始める。
歳を取っても夢を持ち続けることの素晴らしさ、人生の楽しみ方や価値、意義を見出す。
互いに支え合う男と男の友情物語は心を掴んで離さない。
#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/0J4UA5MoQX
10.「トゥルーマン・ショー」
「トゥルーマン・ショー」
— レクター (@m_o_v_i_e_) 2018年1月28日
偽りの世界で他者に決められた人生を何不自由なく暮らす。
果たしてこれを幸福と呼べるのか?
虚構も気付かなければ現実であるという見えない恐怖を訴えつつ、仮想現実からの脱却、広大な世界へと羽ばたくイニシエーション・ストーリーは胸を熱くする。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/OXMMFjVCd2
1月劇場鑑賞作品
1月に劇場鑑賞した映画でも素晴らしい作品がありました。
好きな順(1月劇場鑑賞全作品)
- 勝手にふるえてろ
- 8年越しの花嫁 奇跡の実話
- 祈りの幕が下りる時
- デトロイト
- 嘘を愛する女
- キングスマン:ゴールデン・サークル
- ジオストーム
- DESTINY 鎌倉ものがたり
- 悪と仮面のルール
この二作はずば抜けて素晴らしい作品でした。
劇場での上映が終了している地域もあると思いますが、レンタルされてからでも是非観ていただきたい作品です。
企画に乗っかる
去年に話題となったのがこちら。
久々に行ったTSUTAYAがとんでもない企画出してきててびっくりしてる。そしてちょっと気になる pic.twitter.com/QxmKpE1AOW
— みんと (@ykt0217) January 5, 2017
大手レンタル店TSUTAYAさんで行われた企画。
パッケージを伏せ、その映画の概要のみを記載するという斬新なもの。
これもまた、他人がオススメするワードと同じように文面で興味の惹かれるものがあると思うんですよ。
非常に面白い試みだと思います。
こういった企画に乗っかると、普段自分で選ばないような映画と出逢える機会は増えます。
結果はどうあれ(笑)
この企画の場合、フィルマークスの評価3.7以上の作品に絞られているとのことですが
他人の評価を鵜呑みにするということではなく、TSUTAYAさんの一般的評価の高い映画のオススメという形とも言えるでしょう。
終わりに
と、ここまで映画の選び方について語ってきましたが、ここからは持論です。
時には思い切りの良い選択方法も面白いと思います。
観るからには面白い映画を観たい!
って感覚も分かるんですが(笑)
映画は"感覚"で観るもの。
一部を覗いて。
予告動画やあらすじ、監督や出演などなど…観る前からあれこれ考えるのではなく、選ぶ際にも"直感"でいいと思うんですよね。
自分は予告動画などから得られる情報で勝手にイメージを付け、その先入観や固定概念が評価を左右しちゃうんじゃないか?と思ってる側で、あまり前知識は入れないようにしています。
Twitterの「1日1本オススメ映画」タグは同じ作品でもそれぞれ違った観点から自分の言葉でご紹介されているので、本当にオススメです。
何を観ようか悩んでいる時、参考にしてみるのも一つの手ですよ!
最後までお読みくださった方、ありがとうございました。